山陰合併3〜県庁所在地

パックナンハー: 01 | 02

ボ「この連載が始まった途端にアクセス数がガタ落ちしたんだけど、どう思う」
蛾「俺のせいか?」
ボ「そんなことは言ってない」
蛾「神奈川とか埼玉の話をすれば良かったのかな」
ボ「そうかもしれない」
蛾「残念だがアクセス数の事は諦めてくれ」
ボ「そうさせてもらうさ」
蛾「ところで、今日は何の話だ?」
ボ「冒頭にも書いてあるとおり、今日は鳥根県の県庁所在地を決めたいと思う」
蛾「それ、重要」
ボ「まず、トラブルを避けるために鳥取と松江は避けたい」
蛾「そんなことでトラブルになるような鳥根ではない」
ボ「いや、解らないぞ。表面上は『じゃあ、人口の多い鳥取市さんで』(松江:194,039、鳥取:200,112)とか言っておきながら。旧島根県人同志になると『せっかく合併したのになんで鳥取なんだよ』とか言い出すに決まってる」
蛾「そんな、ひどい」
ボ「とにかく、心機一転するためにも県庁所在地は新たに設定したい」
蛾「良く解らないが、何か面白いことが言いたいんだな」
ボ「しっ」
蛾「まあいいか。で、どこにする?」
ボ「どこが良いと思う?やっぱり出雲か」
蛾「いや、それは無いんじゃないかな。ていうか、出雲にこだわりすぎ」
ボ「いや、他に知ってるところが少ないんだ。境港とか米子とか間人とか」
蛾「間人は京都だ。せめて両隣の兵庫か山口の地名と間違ってくれ」
ボ「とにかく、それくらい馴染みがない」
蛾「要はあれだろ、どこでも良いって言いたいんじゃないのか?」
ボ「いや、ちゃんと切り札を用意しておいた」
蛾「そのろくでもない案を聞かせてもらおうじゃないか」
ボ「隠岐の島町だ」
蛾「町じゃん」
ボ「町ではいけないと?」
蛾「法令で決まってるんじゃないのか」
ボ「だとしたら、これを機会に特例で隠岐の島全体を市と認めれば良いだろう」
蛾「なぜ隠岐の島町に」
ボ「初めて県庁所在地が島にできるじゃないか」
蛾「日本の県庁所在地はすべて島にあるぞ」
ボ「そうじゃなくて、島自体が県庁所在地となるって意味だ」
蛾「そうすることの意味が解らない」
ボ「よく、首都をわざと中心地以外の所に作ったりする国があるだろう。あれの真似だ」
蛾「そんな理由か」
ボ「良いと思ったんだけどなあ」
蛾「もう少し使える案はないのか?」
ボ「じゃあ、境港で良いんじゃないの」
蛾「また投げやりになった」
ボ「日本じゃケケケの鬼次郎とか再流行してるみたいだし」
蛾「理由まで投げやり!」
ボ「妖怪立県とか言って、適当に観光客集めてればいいんだわ」
蛾「飽きたんだろう?」
ボ「ちょっと」
蛾「とりあえず結論だけでも出さないと」
ボ「いっそのこと、県庁所在地は決めないとか、県庁所在地は内緒とか、県庁所在地は4年交替とか大胆な改革を取り入れたらどうだろう」
蛾「実用的な案にしておいた方が良いと思うよ」
ボ「宍道湖ってのはどう?」
蛾「陸地で」
ボ「じゃあ、やっぱり境港で。旧県境に近いし文句も出にくいだろう」
蛾「人口からするとかなり心許ないな」
ボ「だったら、これまた合併で行こう。松江・安来・米子・境港の4市合併でどうだ」
蛾「人口は、えーと41万人か。悪くないな」
ボ「この新しい市も県に合わせて鳥根市って事で良いだろう」
蛾「そうだな。2回も名前考えても面白くないし」
ボ「じゃあ今日の結論は、鳥根県の県庁所在地は松江・安来・米子・境港の4市が合併した鳥根市とする、ってことで」
蛾「変な案を聞かされすぎたせいか、まともな案に見えてきた」
ボ「次回は、県のシンポルマークでも考えてみよう」