王子

ちょっと距離を置いて眺めると良く理解できることもある。
例えば、日本でスポーツに秀でていて、外見がそれほどごつくない少年に「王子」というあだ名を付けることが流行しているという(先日「ハンカチ王子はテレビアニメ」と書いたが誤りだったようだ)。どうして分別のある大人が、そんなあだ名を付けたがるのか理解できない人も多いと思うが、報道を直接見ていない俺には良く解る。その少年が怖いからだ。
自分の数分の一しか生きてない少年が、瞬時に自分のやってきた事より価値の高いことを成し遂げたように思えてしまう情けない連中が、不安に苛まれてそのようなあだ名をつけてしまうのだ。生きてきた時間の長さ以外勝てる要素が無いと自ら認めているのだろう。
なんと器の小さい人たちだ。