鳩小説

こちらでは小説と言えばほとんどが鳩小説だ。
中でも主要なものは次の3種類。

  • 都会で鳩を飼っている男が主人公の小説
  • 鳩目線での空中小説
  • 警察官として働く鳩が出くわした事件を解決する鳩ミステリ

鳩が重視される理由を聞いてみたが、ラパス在住の人気作家マルシア・ガルケスの影響ではないか?という意見が多かった。マルシア・ガルケスは、デビュー時こそガルシア・マルケスのニセモノと揶揄されたが、今も新聞連載が続いている短編シリーズが人気となり、大御所として知られている存在だ。ただ、そのガルケスがどんな鳩小説を書いたのかと聞いてみても、誰も具体的な作品名を知らないという点は大いに疑問が残る。国立図書館で軽く調べてはみたが、該当する小説は見あたらなかったので、ガセじゃないかと疑っている。
日本ではまだ紹介されていないようだが、南米小説は今のところ北米でブームとなりつつあるので、日本に上陸する日も遠くないだろう。ただ、日本ではあまり鳩を食べる習慣がないので、受け入れられるかどうかは微妙なんじゃないかと言う気もする。