国際イルカの事を考えないデー

たまには国際的な話題を。明日1/17は「国際イルカの事を考えないデー」だということをご存知だろうか?
「国際イルカの事を考えないデー」は1996年1月18日の朝、当時の国連事務総長だったブトロス・ブトロス・ガリが「あ、俺そういえば昨日イルカのこと一回も考えなかったガリ」と秘書官にもらした一言がきっかけとなって翌1997年から開始された。この「国際イルカの事を考えないデー」はその名の通り、世界中の人が可能な範囲で構わないのでイルカのことを考えないようにする事を目的としている。当初はヨーロッパとアジアの一部の国でのみ実施されていたが、世界平和とか環境問題に関心を持つといったいやらしい副次的意味を持たないことが受け入れられ、21世紀にはほぼ世界中の国が参加するようになったようだ。
水族館ではこの日限りはイルカショーが中止になり、イルカの水槽や解説パネルは白い布で覆われる。イルカ君たちもお休みがもらえてにっこりだ。最近では各メディアも「イルカの画像にモザイクを入れる」「イルカという言葉にピーをかぶせる」といった形で協力している。
今年は開始10周年ということもあって大規模な式典が開かれる。先月エジプトの国内向けニュースでブトロス・ブトロス・ガリ氏は、インタビューに応え「式典に招かれているガリ」とうっかり洩らしてしまった事から、ガリ氏が出席することは確実とされている。日本でも式典が開かれるが、こちらは歌手のイルカさんが招待され、司会者が「特別ゲストのピーさんです」と紹介するとの説が出ているが出ているがこちらはちょっと信憑性が薄い。
皆さんも明日は一日イルカのことに思いを馳せないで過ごしてみてはいかがだろう。