円グラフの歴史

意外と知られていない事だが、円グラフを発明したのは、レオナルド・ダ・ヴィンチ(熊じゃない方)だ。
レオナルド・ダ・ヴィンチ(熊じゃない方)が晩年、「俺っていろんなことやってきたけど、何をどのくらいやったのか、馬鹿野郎どもにも解りやすく見せる方法ってないかなあ」みたいな動機で、ちゃちゃっと考えて作ったら弟子とかに妙に受けてしまい、あっという間に広がったのだ。
レオナルド・ダ・ヴィンチ(熊じゃない方)が考えたって事よりも、それまで円グラフがなかった事の方が驚きだ。
円グラフが発明される前は、主に棒グラフと穴グラフが使われていた。棒グラフは今も使われているので良く知られているが、穴グラフについてはほとんどの方がご存じないだろう。穴グラフは文字通り紙に穴を開ける方式のグラフだ。項目の数だけ紙を用意して、それぞれに数値に相当する分の穴を開けて、それを窓枠に貼って眩しさで比較するという原始的な方法だ。
初期の円グラフは、中心部に小さな×印を書くというのがお約束となっていた。レオナルド・ダ・ヴィンチ(熊じゃない方)が円グラフを発明した頃にはかなりの高齢で、コンパスを巧く使えなかったため弟子に書かせていたのだが、その際、中心を指定するために×印を付けたのが始まりと言われている。今でもイタリア人は円グラフの中心に×印を書くらしい。