ガデオモシ問題4

前回の結論

「ガデオモシ(Gadiomoshu)」とは、鞄には入らないがチチカカ湖よりは小さくて、嫌われていない、可愛い固体または気体に付けられた具象名詞である。まだはっきりしていないが固有名詞である確率が高い。そして、ガデオモシは我々にお金をもたらしてくれるかけがえの無い存在である。

前回に引き続き、拙宅での会議の様子をお届けしたい。参加者はいつものメンバーだが、夜遅くなったのでターニャは帰った。録音した音声を聞きながらこれを書いているのだが、今聞くと、ガデオモシビールを飲みながらの打ち合わせとなったため気分が高揚しているのが解る。

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「ガデオモシが我々にとって素晴らしい物であることは解ったんだけど、それが何であるのかって問題については結局進展してないんじゃないか?」
「確かに」
「いや、そうなんだけど、少なくとも既に他社が何らかの権利を持っている物ではないという事が確定したと思わないか?」
「意味が解らないよ」
「あ、既存の商品のがそうだな。カエルコーラとか」
「あれをロペス家から奪い取ろうなんてのは自殺行為だ」
「そもそも商品を作るってことは最初から無理だよ」
「マンジュウとかなら出来るかもしれないぞ」
「豆腐とか」
「どうせ、こっちの人はわかんないだろうし」
「その代わり、お金にもなんないぞ」
「物じゃなくても良いんじゃないか?」
「何のこと?」
「例えば、ゴナルド・ボックみたいな」
「キャラクター系だ」
「そう。あたれば大きいぞ」
「『あたれば大きい』素敵な言葉だ」
「もう、それしか考えられにゃい」

今回の結論

「ガデオモシ(Gadiomoshu)」とは、鞄には入らないがチチカカ湖よりは小さくて、嫌われていない、可愛い固体または気体であるキャラクターに付けられた固有名詞である。そして、ガデオモシは我々にお金をもたらしてくれるかけがえの無い存在である。

(つづく)