ガデオモシ問題6

前回の結論

「ガデオモシ(Gadiomoshu)」とは、鞄には入らないがチチカカ湖よりは小さくて、嫌われていない、可愛い固体または気体であるキャラクターに付けられた固有名詞である。そして、ガデオモシは我々にお金をもたらしてくれるかけがえの無い存在である。
とりあえずバッタの足というのはどうかという案が出たが、おそらく冷静になって考え直した時点で寿命が尽きる。

バッタの足で盛り上がったところで休憩となった。各々飲み物を取りに行ったり、家に電話をしたり、ガデオモシを済ませたりしている。そんな中、PCに向かって何か作業をしているスタッフもいる。

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「取りあえず描いてみたんだけど」
「何を?」
「ガデオモシ」
「だってまだ決まってないじゃないか」
「いや、さっきの候補を描いてみたんだ」
「バッタの足?」
「そう」
「本当にやるの?」
「取りあえず見てみて」

「足だな」「足だ」
「先端はどうなってたか思い出せなかったので適当だ」
「もっとフック状になってたと思う」
「『可愛い』が条件に入っているのを忘れてないか?」
「というか全体的にキャラクター感に乏しいな」
「そう言うんじゃないかと思った」
「実際にそうだからな」
「じゃあこれはどう?」

「…」「…えーと」「…うーん」「…顔をつければ良いって話じゃないと思う」
「バッタの足はやっぱり無理なんじゃないのかな」

今回の結論

「ガデオモシ(Gadiomoshu)」とは、鞄には入らないがチチカカ湖よりは小さくて、嫌われていない、可愛い固体(バッタの足を除く)または気体であるキャラクターに付けられた固有名詞である。そして、ガデオモシは我々にお金をもたらしてくれるかけがえの無い存在である。

(つづく)